夏になると、色々な虫に出会いますね。
先日、家の外壁でカマキリに出会いました。
そのカマキリ、
脱皮するまでという条件付きで飼育することに。
結論から言うと、成虫になるまで育てることが出来ました。
今回は、そんなカマキリ飼育エピソードを記載します。
Hello!カマキリ
それは、お盆前の朝のことでした。
外に出ると、家の外壁にカマキリがとまっていました。

ギロっとにらみつけるようにこちらの様子をうかがうカマキリ。
・・・・・。
「おはよう」と声をかける…。
カマキリ、微動だにしません。
・・・・・(笑)
まさに、カマキリらしいですね。
初めは、そのままにしておこうかと思いました。
しかし、カマキリは脱皮するという事を知り、
じわじわと脱皮をする姿を見てみたい気持ちがこみ上げてきて、
カマキリを飼育してみることにしました。
飼育方法
飼育する上でのポイントはこの4つ!
- エサは生きているバッタやコオロギ
- お水は大切
- つるつる滑るところはカマキリにとってストレス
- 脱皮には枝が必要
この4つに気をつけてお世話をしていきます。
エサは生きているバッタやコオロギ
まずはエサから。
カマキリは肉食で、バッタやコウロギを食べます。
これって、生きているバッタやコウロギってことです…ね。
その日から、エサとなるバッタとりに勤しむ日々となりました。
エサは2日に1回ペースで上げています。
なぜならば、野生のカマキリは1週間に1匹食べれたらいいほどだそう。
たしかに毎日食べられるほど、自然界は優しくないのかもしれません。
エサをあげてみたところ、エサの食べ方で発見。
なぜか、頭と胸は食べてもおなかや足は残すカマキリ。
これってカマキリの習性なのでしょうか。
食べ残しを掃除をするのは…ちょっと辛いですが、
これも飼育のだいご味ですね。
お水は大切
カマキリは水を切らすと生きていけない虫のようです。
そのため、カップにお水を溜めておきました。
飲んでいるところは、見たことありませんが…(笑)
つるつる滑るところはカマキリにとってストレス
プラスチックの飼育ケースだと足で引っ掛けるのが難しい様子。
そのため、鉢底ネットを入れてみることにしました。
たしかに、自然界にはツルツルした場所ってないですね。

脱皮には枝が必要
脱皮の前兆は、脱皮の2~3日前はエサを食べなくなります。
エサの有無は毎日チェックですね。
脱皮をするには、足場が大事です。
我が家は、鉢底ネットでまかなえました。
羽化
カマキリは、生まれて7回ほど脱皮をします。
そして、最後の脱皮は羽化というらしいです。
この羽化で羽が出来、成虫の仲間入りをするんですね。
飼いはじめた時のカマキリには…、小さい羽は、まだありませんでした。
さて、カマキリの脱皮とはいかに…。
カマキリの飼育開始です。
ここからは、成長記録です。
カマキリ1回目の脱皮をする
我が家に来て、10日ほど経った朝。
カマキリを見てみると、下になにやら抜け殻が…。
これは、もしや、、、脱皮!
どうやら、早朝に脱皮をしたようです。
恥ずかしながら、娘とはしゃいでしまいました。
脱皮をしたカマキリをじっくりと見てました。
そのままの形だな…
カマキリの抜け殻、初めて見ました。
感想は、そのままの形だな…です。

触覚までついている。
総入れ替えなんですね。
脱皮前と脱皮後の姿で発見!
脱皮前と脱皮後のカマキリの姿で、いろいろ発見ありました。
比べてみるとわかるかな?


★色★
脱皮前は緑色でしたが、脱皮後は茶色が少し出てきました。
★小さな羽★
脱皮前にはなかったのですが、脱皮後の背中に小さな羽を発見しました。
次が最後の脱皮
小さな羽がある子は終齢幼虫の証。
となると、次が最後の脱皮のようです。
脱皮をしてからも、特に変わりのないカマキリ。
お世話方法も特に変えず、引き続き飼育してみました。
最後の脱皮
1回目の脱皮が終わってから半月ほど経ちました。
朝起きたら、脱皮の殻を発見。

最後の脱皮を朝方終えたようです。
脱皮したてでしょうか、カマキリは少し体が光っているようでした。

あまり動こうとしないカマキリ。
脱皮にはかなりのエネルギーが必要なのかと思うほど、じっとしていました。
しかし、夕方になると元気になり、
エサのバッタもパクリと食べてしまうほど。
普段のカマキリに戻っていました。
成虫になったので自然に返す

脱皮をするまでという条件で飼い続けたカマキリ。
今回、立派な羽が生え、成虫になったので自然にかえすことにしました。
自分でエサを捕れるか心配ですが…、
そこは、元野生のカマキリ。
人間の心配をよそに、すぐ勘を取り戻し、ハンターになっていくのでしょう。
今は、秋。
よくコオロギや鈴虫の声がしています。
エサの心配はなさそうです…(笑)
飼育した感想
カマキリを飼育するのは初めて。飼育して様々な発見がありました。
- カマキリまじかで見れたこと
- カマキリのエサの捕まえ方やカマの手入れの仕方を知れたこと
- 脱皮の殻を見れたこと
- 脱皮の前後を比べられたこと
カマキリを通していろいろ学び、親子ともに良い体験をしたなっと思います。
そして、初めてでも飼いやすいなというのが印象的でした。
●我が家が飼育する際に用意したのはこの4つ。
飼育ケース・エサ・水・鉢底ネット
これらを用意すると、すぐに飼育を始められました。
●お世話は、水を換える事、コロコロウンコを掃除すること、エサを捕る事の3つ。
エサは2日に1回でオッケーでした。
●エサ
常にバッタをあげていた私。
偏食はダメなのかなーと思いましたが、成虫まで育ったところを見ると、
そんなに神経質に考えなくてもいいのかもしれませんね。
●掃除・お水換え
飼育当初は掃除をする際、カマキリを触らなければならないのかドキドキしましたが、
全然触らずに掃除が出来ました。
なぜなら掃除をしようと飼育ケースを開けると、カマキリが奥の方へ逃げるからです。
きっと、カマキリだって人間には触られたくないですね(笑)
奥の方へ行っている間にウンチを出し、お水を交換。
そのため、カマキリには1度も触れませんでした。
それでも問題なく飼育出来ました。

特に臭いもなく、鳴くこともないカマキリ。
草や土を用意する必要もなく、お水を切らさないようにしてあげるだけ。
そう思うと、比較的飼育しやすい昆虫なのかと感じました。
きっと、ハンターだから少々のことではくたばらないのかな。
成虫になってもたくましく生きてほしいものです。
フォルムがかっこよく、子供たちにも人気のカマキリ。
今回は、そんなカマキリの飼育エピソードを記載しました。
カマキリを飼う事があれば、何かの参考にしてください。
コメント