自分を鼓舞する言葉「プロですから」

おうち活動

こんにちは、元理学療法士のピノです。

先日、夫の肩こり改善のため、リハビリを行いました。

その際、「プロですから」と言い続けました。

技術は継続してこそ磨かれるもの

理学療法士はリハビリを行う仕事。

物理療法などもありますが、やはり徒手療法のイメージが強いかと思います。

私が働いていた病院も徒手療法メインで治療を行っていました。

徒手療法は、技術が必要になります。

その技術、そう簡単には身につかないんですねー(´;ω;`)

みんな日々切磋琢磨しています。

上司や先輩の治療方法をまねたり、被検者になって治療をしあったり。

「これだ!」っという方法にたどり着くまで、それはそれは、時間がかかりました。

「徒手」ですから、手からの情報がとても大切!

不思議かもしれませんが、手から入る感覚は、使えば使う程(いや、磨けば磨くほどかな?)鋭くなっていくのです。

しかし、それはあくまでも使い続けていればの話です。

徒手療法をしなくなれば、自ずと手からの感覚も鈍くなっていきます。

このことは、仕事を辞めて痛いほど実感しました。

手で触って感じていたのものが、感じられなくなっているのですから…。

気持ちは現役のまま、しかし手は正直

しかし、気持ちは現役のままです。

「ここをこうしたら、ここに効いてよくなる。」と頭で一生懸命考えて行いました。

手に集中!

まず、1番に入ってくる情報は、皮膚のやわらかさと体のぬくもり。

次、筋肉!手からの情報を研ぎ澄ます。。。

君は大胸筋だな。小胸筋はどこ行った?君は前鋸筋?

僧帽筋、固いな。どうした‼

鎖骨の周りは?胸郭は?どうだい?

骨よ、筋肉よ、関節よ、どうか教えてくれ~。

・・・。

 

手からの情報は、とても少ないものでした。

わからなくてもわかっている風に演じる

本来は、筋肉の位置や緊張具合、関節のアライメントなども手で感じ取れていたのです。

のです とまさに過去形(笑)

正直、わかりませんでした。

しかし、わからないなんて言えません。不安を仰ぐだけですから(笑)

あたかも、ちゃんとわかっている風に行いました。

極めつけは「プロですから」と言い聞かす

夫も同業者です。そして夫はとてもやさしい人です。

わかっていない事がばれていたかもしれませんが、「気持ちいい」と言ってくれました。

よし!! そこで、この言葉です。

「プロですから」

この言葉を何回も言い続けるのでした。

まとめ

仕事を辞めても理学療法士の誇りは失っていません。

しかし、技術は使い続けて磨かれるもの。。

現場を離れると、技術は知らず知らずに失われていました。

認めたくありませんが、それが現実。

認めざるを得ません。

今回は、少しの手の感覚、知識、そして意地とプライドで治療を行い、なんとかできました。

今の状態だと、現場では通用しないでしょう。

しかし、そんな私にとって、この言葉はとても効きました。

「プロですから」

「プロ」の言葉の中に、今までの経験値と誇りが全て入っています。

自信がなくても、弱気になっても、この言葉で勇気が出る!

そんな気がしました。

自分を鼓舞する言葉は、自分を守る言葉なのかもしれませんね。

 

誰でも自信がなくなったり、不安になることはあると思います。

そんな時、自分を鼓舞する言葉を持っていると、少し気持ちが楽になるのかもしれません。

今回の経験で感じた事でした。

 

よし!プロですから出来るはず!

これからもがんばるぞ(^▽^)/

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